B-③企業選びの軸とは

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  • 5分で読めます
  • 就活のスタートラインである「企業選びの軸」について理解し作成することができるようになります

企業選びの軸をつくる

──自己分析と業界理解で「行きたい企業」を具体化しよう

就活において多くの学生がぶつかる壁が、「どんな企業を選べばいいか分からない」という悩みです。
「知っている企業が少ない」「なんとなくで受けている」「受けてから違和感に気づいた」

──こうした不安は、企業選びの“軸”が曖昧なことが原因です。

この資料では、自分に合う企業を見つけるための「企業選びの軸」の作り方と、その軸を活かして志望動機や自己PRにつなげる方法まで、順を追って解説していきます。


■ なぜ「企業選びの軸」が必要なのか?

就活は、自分と企業のマッチングです。
その際に重要なのが、「自分がどうありたいか」「どんな価値観を持っているか」という視点です。

軸がないと…

  • エントリー基準が曖昧になり、「なんとなく」で受けてしまう
  • 面接で「なぜこの会社?」と聞かれた時に詰まる
  • 内定後にミスマッチを感じやすくなる

逆に、軸があると…

  • 自分に合う企業・合わない企業を判断できる
  • 面接で志望動機に一貫性が出る
  • 入社後の納得感・満足度が高くなる

と就活がかなり進めやすくなります、、!


■ 軸の作り方①:自己分析 × 業界理解のかけ算

軸をつくるために必要なのは「自己分析」と「業界理解」です。
この2つを組み合わせることで、“自分にとってリアルな企業選びの基準が見えてきます。

✅ 自己分析で考えるべきこと

以下の問いを紙に書き出してみましょう。

  • これまで頑張ってきたことは? そこに共通する価値観は?
  • どんなときにやりがいを感じる?
  • チームと個人、どちらの働き方が合っている?
  • 将来どうなっていたい?

👉 ポイントは、過去の経験から「行動の理由」や「嬉しかった瞬間」を深掘りすること。

✅ 業界理解で見るべきポイント

自分の志望業界に対して、以下の観点から調べてみましょう。

  • どんな社会課題を解決している業界か?
  • どんな職種があるか? 自分ができそう・興味ありそうな仕事は?
  • 安定性・成長性・やりがいなど、自分にとって重要な要素があるか?

👉 自己分析で見つけた「自分の軸」が、業界に当てはまるかを見ていきます。


■ 軸の作り方②:「こんな企業に行きたい」を具体化する

自己分析と業界理解を掛け合わせていくと、「自分が大事にしたい軸」が見えてきます。
例えば、こんな形です:

軸の例解説
成長できる環境若いうちから裁量があり、フィードバックがもらえる
社会貢献性社会課題に向き合う事業や理念に共感できる
チームで働く文化相談しやすく、風通しの良い職場
スキルが身につく将来のキャリアにもつながる技術・経験が得られる
安定性・働きやすさ福利厚生・制度が整っており長く働ける

これらは「複数持っていてもOK」ですし、優先順位をつけておくのも大事です。
一つしかないとあまり企業をしぼれないので2~3個あるのがおすすめです!

🔎 例:「チームで協力して達成するのが得意」→チーム開発文化のあるIT企業
🔎 例:「アイデアを活かして改善するのが好き」→提案型営業・改善重視の開発職


■ その軸で「企業選び」をしてみよう

実際に企業を見るときには、以下の情報に注目してみてください。

  • HPの「事業内容」や「社員インタビュー」
  • 新卒向けの採用資料
  • 口コミサイト(openworkや就活会議など)
  • 会社説明会やOB訪問でのリアルな声

「自分の軸と合っているか?」を意識して、選考を受ける企業を絞っていくことで、納得感のある就活ができるようになります。


■ 軸を活かして自己PRや志望動機に!

軸が定まってきたら、それを「選考書類」や「面接」でどう伝えるかを考えていきましょう。

✅ 志望動機に入れ込む

例)
「私が貴社を志望した理由は、“若手のうちから開発に関われる環境”が整っていると感じたからです。私はこれまで〇〇の経験から、早く現場で学び、改善することにやりがいを感じてきました。その価値観が、貴社の社員インタビューで語られていた〇〇という文化と重なったため、志望いたしました。」

✅ 自己PRと一貫性を持たせる

例)
「私は高校時代から文化祭運営など、チームで大きな目標に取り組むことを大切にしてきました。大学ではゼミ活動やアルバイトでも“周囲と協力しながら進める”スタイルで結果を出してきました。その経験から、“チームで課題を解決する仕事”に興味を持ち、IT業界の中でも貴社のようなチーム開発を重視する企業に惹かれています。」

このように、「軸」として持っている価値観があれば、どの企業にも一貫性のあるストーリーで伝えることができるようになります。


■ 最後に:まずはPS(パーソナルステートメント)を書いてみよう

軸を言語化するための第一歩としておすすめなのが、**PS(パーソナルステートメント)**を書くことです。
PSとは、「自分がどういう価値観・強みを持ち、どういう企業に行きたいのか」を簡潔にまとめた文章です。


📝 PSの例(200〜300文字)

「私は、チームで目標に向かって努力する中で、お互いに成長し合える環境に魅力を感じています。大学時代のゼミ活動やアルバイトでも、仲間と協力して課題を乗り越える経験が多く、そこにやりがいを見出してきました。今後は、そんな環境の中で自分の強みを活かしながら社会課題の解決にも携わりたいと考え、IT業界の中でもチーム開発文化のある企業を志望しています。」


このPSをベースに、志望動機・自己PR・面接での受け答えまで、一貫性を持って組み立てていけます。


まとめ

就活の成功は、「自分に合った企業」を見つけられるかどうかに大きく左右されます。
そのためには、「自分が何を大切にして働きたいか」=企業選びの軸を明確にしておくことが重要です。

まずは自己分析と業界理解から。
そして軸を持って選考に臨み、自分の言葉でその軸を語れるようになりましょう。
軸がある就活は、迷わず、自信を持って選べる就活になります。

キャリアセレクトでは個別のオンライン面談で
自己分析の壁打ちやアドバイスを行っています!

企業選びの軸をしっかり立てておくことで
本選考が始まってからも企業選びで迷うことがなく
しっかり自分に合った企業を受け内定をスムーズに獲得することができます。

企業選びの軸で迷ったら気軽に声かけてくださいね!

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